Bollywoodにもヒンドゥー至上主義の波が
ボリウッドの3大カーンの一人でいわずと知れた大スター
アーミル・カーンですが、その新作がヒンドゥー至上主義者による
ボイコット運動にさらされています。
アーミル・カーンは、日本でも上映された「きっとうまくいく(3 idiots)」など、
インドで数々の有名作品に出演している大スター。
「カーン」の名前からわかる通り、イスラム教徒なのですが、
モディ首相を生んだインド人民党(BJP)支持者などから、
SNSでの最新作をボイコットするハッシュタグが大量にツイートされ
その原因は、かなり昔の、ヒンドゥー至上主義が広がることを
懸念する発言を取り上げられたもの。
新作は「フォレストガンプ」のボリウッド版の大作で、
今年最大のヒットとなる予想もありましたが、
宗教問題というちょっと対処の難しい逆風が吹いています。
(この作品自体は、宗教を扱ったものでもないのですが。)
やはり、世界的な流れでもありますが、多数派である
ヒンドゥー教徒がムスリム、その他の宗教に対する
不寛容な姿勢が強まっていることは間違いのないところです。
こうした、娯楽・文化の世界まで、主義主張を広げている
事態は、あまり良い兆候ではないでしょうから、、
モディ政権としても支持者の動きがちょっと手に負えない、
という雰囲気を感じます。