GE(General Electronic)がインド戦闘機のエンジンを製造

米国を訪問しているモディ首相ですが、
GE(General Electronic)がインド国内で、戦闘機用のエンジンを
製造することに合意したことを発表しました。
技術の移転、サプライチェーン、製造業の協力関係の強化、いずれの側面で見ても、
インドの防衛力強化、及びMake in India を推進する上での
大きな進歩である、と述べています。

GE Aerospace もインドで空軍に航空エンジンを納めている
Hindustan Aeronautics Limited(HAL) と覚書を締結したと発表しており、
GE Aerospace が製造するF414 エンジンをインドで共同で製造することに
合意しており、米国政府に 輸出に関する許認可手続きを開始しています。

インドは昨年からのロシアによるウクライナ侵攻で
特に軍事面ではロシアとの関係が強いことが浮き彫りになりました。
2021年には、中距離ミサイルをロシアから購入した
(すなわち、英米が主導するミサイル防衛には加わらない)
ことも話題となりました。
侵攻後も、何かとロシア寄りの姿勢が目立ってきたインドですが、
今回の発表は、防衛政策の転換を示すものと言えるでしょう。
その背景には、対立する中国が、ロシアとの関係を強めていることもあるでしょう。

この報道に先立つ米国のバイデン大領領との会談では、
情報通信や半導体、AI技術などでの協力関係を強めることが発表されており、
人口も世界最大となり、経済的にも影響力を増していく中で、
インドの戦略は、大国の中で渡り合い、自国に有利な条件を引き出すこと。
機微な軍事技術の入手ができるほど、米国もインドを重視していると言えます。

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