IndiGo視界良好
エアインディアがタタに売却される話がありましたが、
今回はインド国内のLCC最大手、IndiGoについてです。
英国の航空コンサルタントの統計報告によると、
IndiGo がAsia Pacific では最大、世界でも10番目の航空会社となったようです。
パンデミック前は1日1,600便(うち国際線は400から450程度)、
現在は1日1,400便 (うち国際線は80程度) を運行し、
この数字通り国内線の回復が他社と比べ目覚ましく、
世界でも10番目となったようです。
IndiGoによると国内線はコロナ前の2019年夏と比べても、
客足は75%程度まで戻ってきており、
それに対して国際線はまだ40%弱程度とのこと。
全体では3700万席のキャパシティがあり、73%程度の乗車率となるようです。
この回復は他のAsia Pacificの航空会社と比べてもかなり高く、
インドネシアのLION Airで60%ですが、
豪州のカンタスで 43%、全日空 43%、日本航空 60% となっています。
国際線はまだまだ厳しいものの、インドのコロナ情勢は急速によくなっており、
国内線の需要はおおむね回復といえるでしょう。
日本の航空会社もそれなりには回復してきているようですね。
インドのLCCはJetAirways、SpiceJet といった企業が破たんし、
過当競争が落ち着いてきたところで、コロナ禍も乗り越え、
ようやく安定軌道に乗ってきたといったところでしょう。
インドの中でもまずまず「まとも?!」なサービスを提供してきた
IndiGoですが、これから国際線もどこまで回復できるか、
さらにネットワークを拡充できるか、期待です。