Delhiがロックアウト?

Delhiの大気汚染が酷くなる一方の状況で、
最高裁の裁判長が中央政府及びデリー準州の政府に対して、
対策を取るように厳しい声明を発表しています。
AQI が500を上回るほどの大気汚染の中で、
家の中でもマスクをつけなければならず、
小さい子供を学校のために外出させている状況を改善するようにと。
デリーやその周辺週に、数日間のうちに短期・長期の対策を立て、
実施に移すようにと

それに対して、デリー準州ケリジワール首相は
月曜日から学校はすべてオンラインにして閉鎖、
州政府も1週間を在宅勤務に、
粉塵を巻き上げる建設工事を4日間停止との命令を出しています。
さらなる対応としては、ロックアウトも検討に入っているとのこと。

また、農民による焼き畑も原因の1つとされていますが、
機械等を購入するだけの蓄えのある農民も少なく、
政府も禁止には二の足を踏んでいます。
以前は、ナンバープレートによる規制(偶数、奇数)も
行われたりもしましたが、改善には至らず、ずっと悪いままですね。
ロックダウンまで検討とは、ついにそこまで来たか、と思います。
日本でも中国で導入されていることは広く知られていますが、
遂にインドも大気汚染で外出禁止になるのでしょうか。。

毎年のことではありますが、この時期の空気の悪さと来たら、
どうにもならない感じですかね。。
ただ、5年ほど前はインド人に話を聞いても、
白く煙るこの時期の空気を、「きれいなFogだ」という反応でしたが、
こうした報道を見ているよう、ようやくインドの中でも
危機意識が強くなってきたのでしょうか。
先日のCOP26では、カーボンフリーの目標を2070年に定め、
自動車ではEVへの切り替えを2030年までに40%を進めると
目標に定めていますが、この状況では厳しい排ガス規制や
EVへの切り替え目標の見直し等が行われるのでは、と思います。
(EVへの切り替えは、元々は2030年までに完全に移行、とまで
設定されていましたので。でも無理ですよね、現実問題。。)

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