IPLへの新規参入
Chennaiの優勝で幕を閉じた今年の IPL ですが、
早くも来シーズンの話題です。
IPL では、2022年シーズンに対する新規参入チームの入札があり、
ウッタル・プラデーシュ州のラクナウと
グジャラート州のアーメダバードを本拠地とした
2チームの参入が決まりました。
来シーズンは各チーム14試合、7試合がホーム、7試合がビジターで実施し、
リーグ戦を70試合、プレーオフ4試合で開催されるようです。
2011年は8チームでの開催でしたが、各チームの試合数は変わらないようです。
このあたりの仕組みは、なんだかよくわからないですねぇ。
この入札ですが、入札のプロセスや契約条件、落札した際の権利と義務、
入札のプロセスといったことが書かれた入札依頼書を
入手するだけでも100万ルピーを支払う必要がありました。
22の団体がこの入札仕様書を入手し、そのうち10が入札に参加。
入札は IPL 2021 シーズンと同様にドバイで行われ、
最低入札金額が200億ルピーに設定され、
候補都市6都市からホームを選択し、金額を札入れする方式だったようですが、
RPSG Ventures がラクナウを本拠地として 709億ルピー、
Irelia Company がアーメダバードを本拠地として 562億ルピーで
落札したようです。
入札する団体への縛りはなかったようですが、売上規模が重視されたようで、
売り上げ規模として年間300億ルピー以上が条件。
最大3団体での共同出資での入札も可能でしたが、
この場合でも各団体が250億ルピー以上の売上が必要だったとのこと。
これはすごい金額ですね。
10年まではありますが、日本のプロ野球では、
DeNAがTBS傘下の横浜ベイスターズを買収した時の金額は65億円、
NPBへの保証料が30億円で、総額95億円でした。
IPLは日本のプロ野球と比べてシーズンも短く、
試合も各チームのホームゲームはたったの7試合ですが、
それでも入札額が最低200億ルピー(300億円)ですから、これはすごい。
これだけ支払っても参入するうまみがあるのか、ですが、
ブランド価値が非常に高いのでしょう。
特にIPLのメディア放映権がかなり高額なようで、
IPLのリーグで管理していますが、
2018~2022年の放映権の入札時は5年で約15億米ドル。
次の 2023~2027年の放映権は5年で50億米ドルを
見込んでいるようです。ここ5年で3倍以上ですか。
これを10チームで分配するだけでも収入はかなりありそうです。
この放映権ですが、2017年までは SONYが、2018年からはStar India が
落札して手にしています。この2社だけでマッチレースになっていたようですね。
ちなみに、この Star India ですが、
The Walt Disney Company India の完全子会社です。
ディズニーも抜け目がないですね。。
こうして、IPL は来年は10チームでの争いですが、
この入札は、、IPLの勢いを何とも感じさせてくれますね。