IT人材の雇用急増
コロナ禍も収まりつつあり、デジタライゼーション、IoT、AI といった
IT投資の世界的な拡大を受けて、IT人材の雇用が急増しています。
インドのIT業界4大企業である、TCS、Infosys、Wipro、HCL では、
この4月から9月に10万人以上の採用を行っており、
これは昨年同時期の10倍以上、コロナ前と比べても2倍以上と急増しています。
また、コロナによる影響で、クラウドコンピューティングの進展、
さらにサイバーセキュリティへの需要も高まっており、IT業界全般に
需要が大きく高まっています。
特に最大手TCSはクラウドコンピューティングへの積極的な
人材投資を明言しており、まだまだ雇用の増加は続きそうです。
これまでインドではIT業界でもリモートワークは普及していませんでしたが、
コロナの影響で厳しいロックダウンを行ったこともあり、
遅ればせながらリモートが普及してきました。
インド大手も週の約半分をリモートにするなど、勤務体系の柔軟化が進んできており、
それにより、バンガロール・チェンナイ・ムンバイ・グルガオンといった都市における
郊外のITパークにも変化が表れているようです。
雇用が大幅に増加しても、オフィススペースはそれほど増えないだろう、という予測です。
このブログの写真も、グルガオンのサイバーシティですが、
上だけ見ると、汐留、下を見たらインド、ってよく言ったものですが、
それも昔のものになっていくんでしょうか。。