15年以上の車への抑制策
政府より、2022年4月から15年以上の自動車の所有者に対して、
登録更新費用を大幅にあげるとの公式発表がありました。
一般乗用車だけではなく、トラックやバス、オートバイ、三輪自動車も
同様で大幅な増額となります。
一般乗用車では登録更新費用が600ルピーから5,000ルピーへ、
輸入車では5,000ルピーから40,000ルピー、オートバイでは300ルピーが1,000ルピーへと
変更となります。
ただし、デリーやその近隣の州では、10年以上のディーゼル、及び15年以上のガソリン車は
既に禁止されていますので、影響はないのでは、とも言われています。
また、今年の8月に発表された National Automobile Scrapping Policy により、
2023年4月1日から大型商用車(トラックなどですかね)に対して、
適合試験の実施が強制となり、同様の施策が2024年6月から
一般乗用車にも適用されるようです。
こうした政策は、もちろん古い自動車の保有意欲を下げることで、
古い自動車の保有を減らし、環境負荷の高い自動車から負荷の低い
新車への乗り換えを進めることを目的としています。
大気汚染がひどい状況であるインドで、改善するための施策の1つといえますが、
これまでもナンバープレートによる偶数・奇数の規制など実施してきましたが、
抜本的な解決には至ってはいません。
いよいよ環境問題が喫緊の課題になっていることを示すとともに、
アフターコロナの経済活動の復旧に対して、
自動車業界を通じての後押しをする形にもなるのでしょう。
ただ、長年インドにいますと、新車のバスと古ーいオンボロのバスがあったら、
どっちに乗りたいかというと、、ええ、後者なんですよね。
理由は、、、そうです、後者は長年動いていた実績がありますから!
新品は基本的に信じない方がよい、これがインド生活の鉄則です?!